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執筆者の写真福田虎大郎

中小企業診断士に向いている人ってどんな人?正解のない答えを絞り出してみる

更新日:11月8日

今回の記事は中小企業診断士に向いている人について考えました。というのも、当社ブログを分析していると、向いているかどうかを気にされる方がいるようなので、せっかくなので書いてみようということです。大した内容ではないので、簡単に簡潔に書きます!


ちなみにここで言う「向いている」とは独立して個人で中小企業診断士として仕事をするのに向いているという意味です。副業やどこかの支援機関に勤めて経営支援をする場合は考慮していません。



1.長時間労働を厭わない人


まず一つ目が長時間労働を厭わない人です。「お勤め時代」より確実に労働時間は増えます。自由に働けるようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、顧客あっての商売なので、納期も気にせず働けるなんてあり得ません。


客先から18時に戻って、24時まで資料を作る日もあります。仕事の早い遅いにかかわらず、長時間労働になります。というのも、仕事が早い人にはさらに仕事が舞い込んでくるからです。


9時17時のような働き方には絶対になりません。どこまで長時間労働できるのかが試されています。長時間労働できる人が中小企業診断士に向いています。


2.自分で段取りしないとモヤモヤする人


一発目からブラック感を出してしまいましたが、次は自分で段取りしたい人です。もちろん人の段取りでも上手く立ち回れる能力があったほうがいいですが、それよりも、自分で段取りする力の方が重要です。


段取りとは、アポイントを取ったり、打ち合わせの参加者や場所を選んだり、どの順序で支援を進めていくか計画に落とし込んだり、根回ししたり、などなどです。スケジュール管理とは少し意味合いが異なり、自分で「場」を作っていくこととでも言いましょうか。これが天性で、意識しなくても仕切ってしまうぐらいの人が中小企業診断士には向いています。


段取りが下手だと、企業支援の場では関わる人が多い分、この人大丈夫かなと心配されてしまいます。また企業の代表者や支援機関の職員に遠慮していると、支援もうまくいきません。「おれに仕切らせろー!」ぐらいの意気込みが必要です。


3.飽き性、新しい物好きな人


3つ目が飽き性だったり、新しい物に興味が強い人です。例えば年齢も歴も積まれているベテランの診断士の先生に共通しているのが、新しいことへの挑戦を続けていることです。ITへの理解力もあり、かなり柔軟な思考をお持ちなところが特徴的です。


飽き性というのがなぜ必要かというと、この仕事には「のめり込んでいる時間」が十分にないからです。次々と新しいことを勉強し、実践し、また勉強して、と一つのことに腰を据えて取り組むことは難しいです。なので、普段からあまり一つのことにのめり込みすぎない性格の方が向いていると思います。


また新しい物好きというのも、常にトレンドを追っていないと企業の支援ができないので、ミーハーと言われるぐらい新しいことに情報網を張っている方が間違いなく向いています。


ただし、自分で事業をすると息抜きをする時間を作ることも非常に重要です。その際には何か一つ続けている趣味があれば心のバランスも取れると思います。ちょっと矛盾しているかもしれませんが、一本筋は通っているけど、かなり目移りが激しい人が中小企業診断士に向いています。


中小企業診断士に向いているのかどうか?



以上、正解のない答えを絞り出してみましたが、みなさんは向いていたでしょうか?


「論理的思考ができる」とか「課題設定能力がある」とか「傾聴力がある」とか考えた方もいるかもしれませんが、それはあったらいいものであって、向き不向きではありません。いかに頭が切れてても、長時間労働できないとこの仕事は無理です。


頭がいいことは自分が転職する上でコンサルタント業を選ぶ理由にはなりますが、企業や支援機関が依頼する際の理由にはなりません。学歴や頭の良さは社会に出たときに思ったより役に立たないことは誰でも知っています。


実際に、「論理的思考ができます」と言うのと「長時間労働できます」と言うのはアピールとして大差ないような気もしますが、論理的思考があっても評価する人があまりいないので、向いている要素にはならないというのが本音です。


確実に言えることは「独立して今より長時間働けるよ!」という方は中小企業診断士に向いています。ぜひ独立する際に参考にしてみてください。

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