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進まない中小企業のIT化について


中小企業のIT化

岡山県では「DX普及推進体制強化事業(デジタルツール導入支援)」として、商工会が主体となって地域の企業に業務効率化につながるITツールの導入支援に取り組んでいます。

当社ダコタローカルコンサルティング株式会社も、事業の一つとして、岡山県商工会連合会からIT診断事業を受託し、中小企業のIT活用状況を診断し、適切なITツールを提案しています。


このような県下におけるIT化・DX支援の取り組みは県下の中小企業であれば、どの企業でも無料で利用できるため、地域の中小企業に対するIT化の支援体制は充実しているように思えます。しかし、中小企業診断士として各企業の支援の現場に同席すると、まだまだIT化は進んでいないと感じることが多いのが現状です。


そこで、今回はIT化が進まない理由と、どうすれば中小企業のIT化が進むのかについてまとめてみました。また今回の記事はChatGPTに目次を作成してもらい、修正を加えながら書いてみました。


 

目次(ChatGPT作成)


1. 中小企業のIT化が進まない理由

1-1. 経営者の理解や意識が低い

1-2. 費用対効果を検証しようとしない(経営努力がない)

1-3. 人材が不足している

1-4. 予算がない


2. 中小企業のIT化を促進するための具体的な取り組み

2-1. 経営者の理解と意識を高める

2-2. 外部コンサルタントを活用する

2-3. クラウドサービスを導入する


 

1.中小企業のIT化が進まない理由

中小企業のIT化が進まない理由はいくつもありますが、今回は代表的な4つを紹介します。これは私が中小企業診断士として、またITコンサルタントとしてさまざまな業種・業態の企業を訪問してきた経験から感じたことをまとめました。


1-1. 経営者の理解や意識が低い

さまざまな事業所を訪問した結果、IT化を阻む最も大きい要因は、経営者の「ITに対する理解の無さ」や「業務効率化を図りたいという意識の無さ」でした。ITに対する苦手意識や、そもそも業務効率化をするメリットを感じていない経営者が多く、これまで通りの業務プロセスや作業方法で問題ないと考えて、IT化の必要性を感じていないようでした。


またほとんどの経営者が高齢になっており、新たな設備投資に積極的でないことも、ITツールを導入するハードルが高くなっている原因になっています。


1-2. 経営能力が低い

厳しい意見ですが、経営者自らが原価計算や営業利益率を計算している企業は多くありません。小規模の事業所では、売上すらまともに把握していないこともしばしばあります。そのため、業務効率化した際の費用対効果を検討することがなく、これまで通りのアナログでの作業を続けている傾向があります。


例えば決済手段の多様化(キャッシュレス決済など)は売上に大きな影響があることがすでに調査から明らかになっていますが、それにも関わらず、いまだに現金のみの対応をしている店舗も多く存在しています。


決済手段を多様化することは売上が上がるだけでなく、現金を管理することでの手間や両替などの作業を削減することで労働時間の短縮、人件費の削減になることも考えられます。このように良い面が多数あるものの、決済手数料がかかるからといって、多面的な検討をせずに導入を却下しているのです。


1-3. 人材が不足している

地方の中小企業にはIT人材と呼ばれる、ITに知識のある従業員が不足しています。経営者がIT化を検討しても結局踏み切れない原因は、従業員が使いこなせないという懸念があるからです。中小企業にはパソコンを使ったことのない、ワードやエクセルを使ったことのない従業員も多く在籍しており、また高齢であれば、スマホの利用すら難しい場合もあります。こういった状況でIT化、ITツールの活用は非常に困難となっています。


また、ITツールを導入することで、今まで慣れていた作業が変わることへの抵抗感から、ITツールを導入することに反対する従業員も多く見られます。これはITツールを導入する場合だけでなく、業務効率化を進める際にもよく遭遇する場面です。新しい視点で業務を見直していく人材が、地方においては特に不足しています。


1-4. 設備投資の予算がない

IT化にも予算が必要です。中小企業では5年前のパソコンを「新しいパソコン」として使っていたり、Microsoft Officeのバージョンが古いまま使っていたりします。さらには、会社に1台しかパソコンがなく、従業員が交代で使っていたりもします。


もちろん業務によってパソコンが必要ない従業員もいるかもしれませんが、管理職や事務員に対しては一人1台パソコンがないと、IT化は困難です。しかし、パソコンの買い替え(追加)や新しいソフトを導入するとなるとそれなりの費用が発生するため、見送られる場合が多くなっています。


また、自社の業務に合わせたシステムを導入しようとすると、非常に高額なシステム構築費用がかかることになり、これもIT化が遅れる原因となっています。


 

2. 小規模企業のIT化を促進するための具体的な取り組み


以上が主なIT化が進まない主な理由です。次はこのような背景の中、どうやってIT化を進めていけるのか、具体的な取り組みを説明します。


2-1. 経営者や従業員のITに対する理解と意識を高める

IT化やITツールの導入の問題に関わらず、経営者は生産性の向上について、向き合わなければいけません。人口減少による人手不足や急激な事業環境の変化により、一人の従業員が同じ時間でどれだけの売上に貢献できるかを、経営者は真剣に考えなければいけません。


もちろん従業員においても、今まで通り同じ仕事をしていても給料は上がらないどころか、機械に仕事を奪われる恐れもあります。経営者同様、社会のトレンドに追いついていかなければいけません。


また、特に地方の中小企業では人材不足による事業縮小が進んでおり、人材の確保、特に若手人材の確保は喫緊の課題となっています。しかし、デジタルネイティブの世代を採用するには、職場のIT化、業務効率化を進めていかなかればいけません。なぜなら、効率的でない業務や生産性の低い作業が多い職場は敬遠される傾向にあるからです。


そのため、ITを活用して業務効率化できることは、社員一丸となって積極的に進めていく姿勢が必要です。日頃から他社のIT活用状況や、業界のIT導入事例などに注意を払い、ITに関する情報収集を行うことも重要です。


2-2. 外部の専門家やコンサルタントを活用する

企業にIT人材がいない問題は、すぐに解決することは困難です。先述した通り、そもそも地方にはIT人材が少ない現状があり、小規模事業者では条件面で大手企業に勝つことができず、採用自体難しくなっています。


そこで、外部のコンサルタントを活用することをお勧めします。というより、外部資源を活用するほか、IT化を進める手立てがありません。しかし、ITベンダー(業者)にIT化を依頼するのはやめたほうがいいです。経営者にも従業員にもITの知識がない場合、ITベンダー(業者)の勧めるままにIT化に取り組むと、正直碌なことになりません。第三者の立場からの専門家からの助言を受けながら取り組むようにしましょう。


外部コンサルタントには、週1日でも職場に出てもらい、社内のIT環境を整えてもらいながら、従業員へのITリテラシーを高めてもらうことをお勧めします。このようなサポートができる外部コンサルタントであれば、時間単価は高くても、費用対効果は高い場合が多いです。


コンサルタントの選び方ですが、①有資格者であること②公的機関での実績が多いこと、の2点を重視して選ぶことをお勧めします。特に公的機関での実績が多いことは、自社に有利になるような誘導をしない中立的な立場で助言ができることを表しています。


2-3. クラウドサービスやSaaSの導入

これまでのIT化といえば、自社にあったシステムを構築してもらい、一括で買い取るようなケースが一般的でした。しかし、インターネット環境の進化によって、サブスクリプション型のサービス(SaaS)がさまざまな企業から提供されるようになりました。


サブスクリプション型のサービスの場合、法改正にもすぐに対応するため、買い切りサービスよりもサポートが手厚くなるのが特徴です。社内でシステムを管理したり、セキュリティ対策をしたりする必要がないため、ITに強い従業員がいなくても運用がしやすく、中小企業においては導入メリットが大きくなります。


さらに一般的に費用も低額(従業員1名あたり月1000円など)であることから、アルバイトを雇うよりも安価に導入できるため、費用対効果も十分です。


一方で、多くの企業に対応できるよう、あえて個々の企業の業務プロセスに対して完全には適合していないことには注意する必要があります。


まとめ

以上が、ITが進まない理由とその対策方法でした。まとめると、


・まずは経営者の考え方から変えていく必要がある

・次に支援制度を活用しながら、コンサルタントを雇い、体制整備と従業員教育をお願いする


のが当社の考えるIT化の手順です。


当社ではIT化がなかなか進まない企業への無理のないIT化の提案実績も豊富であり、特に地方の企業のIT化に強みを持っています。これからの時代を生き抜くにはIT化は避けては通れません。ぜひ当社と一緒にIT化を進めていきましょう。



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