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ChatGPTの利用が進んだときに、情報の価値はどう変わっていくのか

更新日:2月15日

新年の最初の記事が2月も中旬になってしまったことは非常に残念に思っていますが、引き続き情報発信をしていきたいと思っております。


DLCでもついにChatGPTを使い始める


ChatGPT

ところで診断士界隈や支援機関、コンサル業界ではChatGPTの利用が進んでいます。私自身はオールドスタイルを好むので、自分の頭や手を使いながら文章を作らないと気が済まないタイプでしたが、周囲の圧力とIT活用の旗振りであるという意識からついにChatGPTを使い始めました。この記事を読んでいただいている方の周りはどのくらい使っているのでしょうか?


ChatGPTについての説明はもはや不要だと思いますが、実際に使用してみると、かなり”使える”文章が出力されます。もちろん言い回しについて気になる方もいらっしゃるでしょうが、いわゆるレトリックについては我々の業界ではあまり必要とされないので、致命的な問題にはなっていません。それよりも出力の速さのメリットの方が非常に大きいのではないかと思っています。


当社ではタイピングについての訓練を日頃から行なっており、WPM300以上を最低基準としています。しかし同業者や支援機関の方々においてはタイピングが得意でない方も多くいらっしゃるようで、そういった方にはChatGPTは業務効率化に役立つツールになっていると感じます。



ChatGPTをどう使っているか

当社でのChatGPTの使い方は、中小企業診断士の研究会に提出する調査資料の作成です。その中でも、資料の目次作成や概要作成に使用しています。


目次の作成については、非常に目次らしいものを出力してくれるため、何かが作れた気になり、その目次の内容について概要を作成してもらうと、レポートが作れたような気分になれます。


実際は、出力された内容を読むと、前後の目次と内容が重複していたり、必要なキーワードが抜けていたりするため、目次の段階から何度かやり直しながら内容を修正していくことにはなります。ただし10,000字ほどのレポートを書くのは楽になることは間違いありません。



ChatGPTは何を拾ってきているのか

ChatGPT4より前は出力内容にも誤りが多く、一見して間違っているとわかるような文章も多々見られました。課金してからは確かに一見して誤りと感じる文章はほとんどなく、内容をGoogle検索して初めて、表現が不正確だったり文章の趣旨と異なる引用だったりすることがわかる程度になっています。


ただし、ChatGPTでは具体的な内容や詳細な考察を出力することはできず、情報のソースも提供されないので、一般論程度に終始してしまう傾向にあります。私の使用方法が未熟なのかもしれませんが、何度か繰り返しても出力内容の根拠は提示してくれませんでした。


これらのことから考えると、ChatGPTは関連性の高いワードを拾ってきて、それらを使われている頻度を参考に並べ直しているのではないでしょうか。真理よりも蓋然性を求める現代社会と整合していて非常に興味深いと感じてしまいます。



インターネットの登場を思い起こす

昔は「インターネットの情報なんて鵜呑みにするな、本を読め」などと言われたものですが、今もその考え方は正しいのでしょうか?現実問題として、出版業界も多くの市場が縮小し、特に紙媒体で情報を入手する機会は非常に少なくなっています。


また本を購入する際にも、著者についてGoogleで検索するなど、インターネットに情報の信頼性を多く置いている現状があります。著者について検索した際に情報が全く結果に出ない、レビューの内容が悪いなどの場合は、購入を見送る方がほとんどだと思います。


インターネットの登場から今に至るまでに、いわゆる「ネットの情報」は我々の生活においての基盤になってしまったことは疑う余地がないでしょう。


「インターネットの情報なんて・・・」と言われた時代が過去のことになり、今後はそれがChatGPTに置き換わっていくのかと思うとなんだか感慨深いように思ってしまいます。



今のネット情報について

インターネット上のさまざまな情報について、ChatGPT等で出力された文章かどうかを見分けることは難しいのではないかと感じていますが、実際にChatGPT使用してみるとこの記事はもしかしたらChatGPTを使ったのかなと思えるようなウェブページに遭遇します。


なぜそう思うかというと、内容に具体性がなく、執筆者の意図が全く読めないからです。文章力はあるんですが、構成力や展開がない文章になっていて、読む価値がほとんどないと感じてしまいます。


もちろん、他の記事を勝手に引用している記事もあり、どのように作られたのかは定かではないですが、少なくとも感情のこもった文章は少なくなっているように思います。


ブログで発信している当社の立場での発言としては適切ではないですが、やはりお金と労力をかけて制作している「本」の方が情報としての価値は高くなっているのかもしれません。



情報の価値について

情報の価値についての評価はいくつかの観点があります。正確性、迅速性、希少性、可用性など、時代や場面において重要視される観点も変化しています。


現代の情報は、正確性よりも影響力が評価されているように感じています。正確な情報よりも影響力が大きい情報の方が価値が高く、評価されやすい。これがパラダイムシフトなのか、それともこれが情報社会の構造なのかは判断できませんが、少なくとも情報リテラシーの高め方については再考する必要がありそうです。


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